「対話知能学A01斑2023年度第1回及び第2回斑会議」

下記の要領にて、「対話知能学A01斑2023年度第1回及び第2回斑会議」を開催します。
今回は、各研究者の発表に加えて、会話ロボットが社会で共生できるようにするには何が必要か議論したいと思います。

第1回

日時:7月21日(金) 14:00-17:00
オンラインのみ(ZoomのURLは河原まで照会ください)

プログラム:(1人30分)
(0) A01班の課題と構成
   河原 達也 (京都大学)
(1) リアルなCGとのマルチモーダル対話システムを用いた楽しい雑談対話の要因解明
   北岡 教英 (豊橋技術科学大学)
(2) 在宅高齢者のライフヒストリに沿った会話が可能なロボットシステム
   野口 博史 (大阪公立大学)
(3) 対話の呼吸:非接触呼吸状態推定を用いた人・ロボット呼吸同調による関係構築
   船越 孝太郎 (東京工業大学)
(4) ベッドサイド見守り声掛けロボットのための対話継続支援技術の開発
   大武 美保子 (理化学研究所)

第2回

日時:7月28日(金) 13:00-19:00
場所:京都大学 総合研究7号館1F セミナー室2(131号室)
   http://sap.ist.i.kyoto-u.ac.jp/access.php

プログラム:(1人30分:*はオンライン)
(1) 好意の返報性に基づく対話惹き込みシステムの開発*
   瀬島 吉裕 (関西大学)
(2) 傾聴対話で話題に詰まったときの対応
   越智 景子・河原 達也 (京都大学)
(3) 他者に言及するロボットのための同意取得戦略
   酒井 和紀・吉川 雄一郎 (大阪大学)
(4) ロボットとのアタッチメント形成対話の取り組み
   飯尾 尊優 (同志社大学)
(5) 長期的なユーザとの関係を考慮した行動変容対話における対話戦略と応答表現
   吉野 幸一郎 (理化学研究所)
(6) 対話ロボットにおける個人性を考慮した社会的表出の研究開発
   石井 カルロス寿憲 (理化学研究所/ATR)
(7) 対話継続と共感を促進する重み感覚付与技術の開発と検証
   田中 文英 (筑波大学)
(8) 対人恐怖症患者に対話継続を促す診察支援ロボットの開発
   熊崎 博一 (長崎大学)

(9) 自由討論
「会話ロボットが社会で共生できるようにするには何が必要か」

本プロジェクトを通じて、人間とある程度対話が継続できるロボットが様々な実証実験ができるレベルになりました。また、ChatGPTなどにより、かなり高度な理解・応答も生成できるようになっており、共感的な対話に関する研究も深まっています。その上で、このようなロボットが社会や家庭で共生する上で、何が欠けているか、何が必要か議論したいと思います。例えば、身体性、社会性、(対話外の)状況理解などの観点(これらに限りません)から検討下さい。
各人の発表の最後でスライドを用意して、述べて下さい。会議の最後に、総合的に討論したいと思います。