研究組織

A02 対話理解生成研究グループ

マルチモーダル対話におけるユーザの主観評価の自動獲得基盤の構築・評価

研究代表者
岡田 将吾(北陸先端科学技術大学院大学)
専門分野:マルチモーダル対話分析・処理,社会的信号処理
研究役割分担:対話システムのための評価技術の研究

対話ロボット・システムの開発において,システムの対話の良し悪しを評価することは重要です.様々な評価方法が考えられますが,対話したユーザによる主観評価(例えば,対話に対する満足度)は有効な方法の一つです. 本研究では,従来のアンケート調査等で主観評価値を得る方法の代替として,ユーザが対話中に発した言葉,音声,表情等に着目し,ユーザの主観評価値を自動推定することを試みます.具体的には,対話中のユーザの発話内容,音声,表情といったマルチモーダルな情報をマイクやカメラからセンシングにより取得し,ユーザのシステムに対する主観評価値を予測し,ユーザの評価を自動獲得する方法を研究します.特に,対話ユーザの個人差・対話環境の違いといった要因に対して頑健なマルチモーダル機械学習手法に関して研究し,様々な対話システムの評価に応用できる技術の実現を目指します.