研究組織

A04 人間機械社会規範研究グループ

根源的規約主義に基づく新たな対話規範および社会規範とその実装の検討

研究代表者
小山 虎(山口大学)
専門分野:哲学
研究役割分担:研究の総括、根源的規約主義に基づく対話規範の分析
研究協力者
西村 友海(大阪大学)
専門分野:法哲学
研究役割分担:法的推論の形式的分析

本研究は、対話知能システムと社会規範の関係を明らかにすることにより、人間と機械が共生する社会に求められる新しい社会規範の基盤を提供することを目指す。具体的には、対話が社会規範の基盤であることに注目し、言語哲学において「根源的規約主義 (radical conventionalism) 」と呼ばれるものに基づき、対話の慣習 (convention) の上に成立している対話規範がどのようなものでありうるかを明らかにする。加えて、法哲学における根源的規約主義に基づく従来研究を元に、法的推論に形式的な分析を与え、これとの比較により、根源的規約主義に基づく 社会規範のあり方を明らかにすることを目指す。